まず、5点と4点の境界について
アーチェリーの得点は、得点の境界線に矢が掛かっていれば、上側の得点としてカウントされます。
40cm、80cm、122cm的の5点(青)と4点(黒)、3点(黒)と2点(白)の間の境界は、得点の黒色と混ざりあって線があるかよくわかりません。
Netで調べた結果、黒の色と他の色の間の境界に線はないようです。(4点(黒)、3点(黒)の間には白い境界線があります)
5点(青)と4点(黒)の境界線のように見える黒い線は、印刷の都合(青と黒の重なり)で現れる色むらとのことです。
5点(青)と4点(黒)の間の境界は黒色の線ではなく、色その物が得点の境界となっています。
5点(青)と4点(黒)の間に刺さった矢は、青色に矢が掛かっていない限り、4点(黒)となります。
つぎに、的中孔チェックについて
矢が貫通したり、跳ね返った場合に備えて、試合では的中孔チェックをします。(刺さった矢の穴に、矢を抜く前に印をつけます。)
試合が終わった後の的を見ると、矢の刺さった穴に✔が書かれています。この✔が的中孔チェックですが、この書き方にもルールがあるようです。
まず、
なぜ、的中孔チェックが必要になるかです。
矢の穴に印がないと、跳ねた矢の痕跡と前に刺さった矢の痕跡の区別がつかないため、跳ねた矢の得点をつけることができません。
的に刺さった矢の穴に、矢を抜く前に印をつけておけば、万が一、矢が跳ね返った時や、貫通したときに、印のない矢の穴を得点とすることができます。
いつチェックを入れるか ------- 得点の記録が終わり、矢を抜く前
どの矢にチェック入れるか -------- 的面(M以外の得点がある面)にある矢
だれが付けるか --------- 競技者自身(審判ではありません)
つけ方は ------- ここが間違っていたみたいです。
的中孔チェックですが、✔ではありません。
審判のガイドラインに次のような記述があります。
Teach the archers to mark holes with short lines,not longer than 5millimeters.
Two lines in a right angle are certainly enough.
競技者に、5mmを超えない線で穴に印を付けるように指導する。
直角な二つの線で十分である。
ということで、✔ではなく左図の感じです。
✔は角度が直角でなく、推奨されませんし、穴についていない✔は無意味です。
2本の長すぎない線で、明確に穴に印をつけます。
✔は角度が直角でなく、推奨されませんし、穴についていない✔は無意味です。
2本の長すぎない線で、明確に穴に印をつけます。
他の競技者が矢を射てしまい、その矢が跳ね返ったり、貫通すると、無印の矢の跡が複数になり誰の得点か判別できなくなりますので、発生したその場で処理しなければなりません。
貫通については、気が付かない時があるので、点数の記録時となるときもありますが、必ず審判にアピールします。
無印の矢の痕跡が複数ある場合は、最小の得点が跳ね矢や貫通矢の得点となります。また、この痕跡へのマーキングは、審判が行います。
貫通については、気が付かない時があるので、点数の記録時となるときもありますが、必ず審判にアピールします。
無印の矢の痕跡が複数ある場合は、最小の得点が跳ね矢や貫通矢の得点となります。また、この痕跡へのマーキングは、審判が行います。