2016年9月22日木曜日

5点と4点の境界、的中孔チェック

的紙上の5点と4点の境界と的中孔チェックついて調べてみました。

まず、5点と4点の境界について

アーチェリーの得点は、得点の境界線に矢が掛かっていれば、上側の得点としてカウントされます。

40cm、80cm、122cm的の5点(青)と4点(黒)、3点(黒)と2点(白)の間の境界は、得点の黒色と混ざりあって線があるかよくわかりません。


Netで調べた結果、黒の色と他の色の間の境界に線はないようです。(4点(黒)、3点(黒)の間には白い境界線があります)

5点(青)と4点(黒)の境界線のように見える黒い線は、印刷の都合(青と黒の重なり)で現れる色むらとのことです。

5点(青)と4点(黒)の間の境界は黒色の線ではなく、色その物が得点の境界となっています。
5点(青)と4点(黒)の間に刺さった矢は、青色に矢が掛かっていない限り、4点(黒)となります。

つぎに、的中孔チェックについて
矢が貫通したり、跳ね返った場合に備えて、試合では的中孔チェックをします。(刺さった矢の穴に、矢を抜く前に印をつけます。)

試合が終わった後の的を見ると、矢の刺さった穴に✔が書かれています。この✔が的中孔チェックですが、この書き方にもルールがあるようです。

まず、
なぜ、的中孔チェックが必要になるかです。

矢の穴に印がないと、跳ねた矢の痕跡と前に刺さった矢の痕跡の区別がつかないため、跳ねた矢の得点をつけることができません。

的に刺さった矢の穴に、矢を抜く前に印をつけておけば、万が一、矢が跳ね返った時や、貫通したときに、印のない矢の穴得点とすることができます。

いつチェックを入れるか   ------- 得点の記録が終わり、矢を抜く前
どの矢にチェック入れるか -------- 的面(M以外の得点がある面)にある矢
だれが付けるか       --------- 競技者自身(審判ではありません)

つけ方は  ------- ここが間違っていたみたいです。 
的中孔チェックですが、✔ではありません。

審判のガイドラインに次のような記述があります。
Teach the archers to mark holes with short lines,not longer than 5millimeters.
Two lines in a right angle are certainly enough. 




競技者に、5mmを超えない線で穴に印を付けるように指導する。
直角な二つの線で十分である。

ということで、✔ではなく左図の感じです。

✔は角度が直角でなく、推奨されませんし、穴についていない✔は無意味です。

2本の長すぎない線で、明確に穴に印をつけます。

穴の中心から四方に+の形に付けることもあるようですが、直角な2本の線で充分で、時間の無駄になります。

万が一、矢が跳ね返ったり、貫通したときは、その場で審判にアピールして得点の処理をします。

他の競技者が矢を射てしまい、その矢が跳ね返ったり、貫通すると、無印の矢の跡が複数になり誰の得点か判別できなくなりますので、発生したその場で処理しなければなりません。

貫通については、気が付かない時があるので、点数の記録時となるときもありますが、必ず審判にアピールします。

無印の矢の痕跡が複数ある場合は、最小の得点が跳ね矢や貫通矢の得点となります。また、この痕跡へのマーキングは、審判が行います。

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