2014年7月31日木曜日

ノッキングポイントを考える

第319回 練習

ノッキングポイントは、矢を弦につがえる位置を示す印で、その高さは1/4"〜1/2”程度が一般的なようです。

高さの計り方には、色々な流儀があるようですが、私の場合、レストから弦に引いた垂線から下のノッキングポイトまでの距離を計っています。


去年、矢を変更した際、ベアシャフトチューニングでノッキングポイトの高さを5/16”にしました。(ベアが羽根付きの矢のやや下にくる高さ)

本来、ベアシャフトチューニングのあと、羽付きの矢のグルーピングを見てその集まりが一番小さくなる高さに微調整する必要がありますが、設定を変更しないままにしていました。

今回、新しい弦のサービングが切れたので、急遽古い弦を取り出して30mを試射すると、矢が6時の4-5点(的の下の方)に集まりました。

弦は全く同じ仕様であり、こんなことは初めてなので、両方のノッキングポイントの高さを計ったところ

新: 3/16”
旧: 5/16”

と、新しい弦も5/16”の高さにノッキングポイントを設定したつもりでしたが、実際は3/16”になっていました。(新しい弦に変更したとき、サイトの設定が上がっていたのですが、気にせず使っていました)

3/16”の高さの方がグルーピング(点数)が良いように思えたので、ノッキングポイントの高さを両者の中間の4/16”(1/4”)に変更しでデータをとってみました。

その結果(30m-36射 各2週間程度のデータ)、

ノッキングポイントの高さ 5/16”  最高点 327点 平均点 307点 最低点 281点  σ14点
ノッキングポイントの高さ 3/16”  最高点 330点 平均点 317点 最低点 297点  σ9点
ノッキングポイントの高さ 4/16”  最高点 334点 平均点 318点 最低点 302点  σ8点

ノッキングポイントの高さ5/16”から4/16”への変更で、30m-36射の平均点で11点、σ(標準偏差)が14点から8点と良くなっています。

これが誤差の範囲なのかノッキングポイントの高さの影響なのかはわかりませんが、点数がよくなっているので、しばらくこの設定で練習してみます。

今日は、月例の記録会で、30m-3射-12endを二回、相互看的で記録をとりました。
      
      第1回 333点
      第2回 334点

いずれも自己新です。
昨年の9月、10月に自己最高の332点がありましたが、久々の更新です。



2014年7月20日日曜日

スランプその後


第312回 練習

前回スランプから脱出ができるか? の疑問符を残し終わっていました。
あれから3週間、練習データを前回のグラフに追加プロットしてみました。


510回目以降が追加データですが、最新の10区間移動平均が320点、75区間移動平均が317点前後となっています。

10区間移動平均の大きな落ち込みもなく、75区間移動平均も上昇傾向が続き、一応スランップ脱出といたところです。

520回付近で、一時、10区間移動平均が落ち込んでいますがこれは、新しい弦のサービングが切れたので、古い弦を使用したところグルーピングが目に見えて悪くなったためです。

その原因と対策は、データをまとめてから報告します。