クリッカーチェックとは、フルドローに入る際、「クリッカーと矢のポイトの距離をチェックすること」で、クリッカーの動きを見て、矢がポイント位置まで引けているかを確認します。
あと2-5ミリでクリッカーが落ちるようにフルドローするため、ポイントのR部でクリッカーが動くことによって確認します。
クリッカーチェックを行うと、アンカーに入れる引尺がいつも一定であるため、伸び合を安定させることができます。
一方、クリッカーチェックを行うとドローイング中クリッカーを見ているため、最終のエイミングは、クリッカーチェック後となり、視線をクリッカーから的へと変える動作が発生します。
クリッカーチェックの流れを書けば
- サイトをゴールドの上に合わせてセットアップ
- 視線をクリッカーに移し、チェックをしながら引き込み
- アンカリング(ほぼサイトはゴールド着いていればよし)
- 視線を的に移行(エイミング)
- 伸びあい
- クリッカーを切ってリリース
- フォロースルー
クリッカーチェックをしない流れは、
- サイトをゴールドに合わせてセットアップ(視線はずっと的の中心)
- サイトと的を合わせながら引き込み
- アンカリング(サイトをゴールドに)
- 伸びあい
- クリッカーを切ってリリース
- フォロースルー
さて、どちらの方が安定したショットができるでしょうか?
FITA Coach’s Manual
RECURVE BOW SHOOTING FORM
によれば、
クリッカーチェックあり
8.2.1 The method of looking at the arrow point whilst the archer is drawing the arrow
Strong points:
The archer comes to full draw being aware of the arrow point and clicker relationship.
In particular they see the arrow point nearing the position of activating the clicker which develops a fixed draw length and helps producing a constant extending time..
Weak points:
When the archer comes to full draw and their vision moves from the arrow point to the sight pin, a phenomenon occurs where full draw pressure is relaxed and the arrow creeps slightly forward. To counter this, the archer must actively continue the extending action in a continuous motion.
クリッカーチェックなし
8.2.2 The method of drawing the bow without looking at the arrow.
Strong points:
The archer can easily feel their own senses, and the continuous action of extending can be easily performed.
Weak points:
An inconsistent draw length may occur as a result of the archer’s physical condition; even the climate or wind conditions may influence the archer’s ability to achieve a regular and constant draw length.
と、一長一短です。
一般的には、
1. クリッカーチェックをしない人
始めは、クリッカーチェックをし引尺の感覚がつかめたら、クリッカーチェックやめた人。
2. クリッカーチェックに戻る人
チェックをやめると、クリッカーを切るタイミンがバラバラになり、クリッカーチェックに戻った人。
3. クリッカーチェックを続ける人
クリッカーチェックをしても、視線の移動時、緩みが発生しない人。(この人が一番いいかも)
私は、クリッカーチェックをやめて2年になります。
視線を動かすと
- 引手は緩むし
- 顔向けも動き
- サイトがゴールドから大きく外れ
クリッカーチェックをしない人になりました。
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