2016年3月14日月曜日

矢筋を考える その2

だいぶ前に「矢筋を考える」と題し書いてみましたが、Coach’s Manual Entry Level 2015 (World Archery)を読んでいて、今までの理解と違うところを発見したので、その違いを考えてみることにしました。

まず、Coach’s Manual Entry Level 2015の「The angles to be considered for correct body alignment 」の抜粋。 (和訳は???です)




今までは、肩のライン(Angle 2とAngle 3)は矢筋ピボットポイントとアンカーポイント、引手の肘の先端の3点を結ぶ直線)と平行で、その台形の高さを極力小さくする。



でしたが、Manualの図では、「Angle 2:押手の肩の力を最大限引き出するため、押手と両肩の角度は出来だけ直線に近づけるのがよい。」となっています。


前回の図を用いれば、こんな感じですが、「肩が入り込み押手の腕に弦が当たりいいことこなし」と結論づけていました。

Manualの図では、「Angle 1 :弦とのクリアランスを考慮の上で、押手とpower lineの角度は出来るだけ小さく保つのがよい。」 と 「弦があたらない範囲で」の注釈がついています。

よって、Manualの方は、「両肩のラインの延長線が的を指すようにする」と言う教えと、違っていますが、Manualの方が押手の肩にかかる力のバランスから見れば、理に適っていると思います。

色々試してみるアーチャーとしては、試してみることにしました。

まず、アンカーに入れるまでは、今までの矢筋論の通り、「両肩のラインと矢筋は平行に保つ」を採用します(前回、肩が入り込み失敗しているので)。

伸び合の時に、
  1. 押手の肩のラインをManualにある方向に回す(注1)
  2. それに合わせて引手のテンションも上げ(注2)
  3. クリッカーを切り
  4. リリースする

注1) ほとんど動いていません、クリッカーを切る2~3mm程度の動きです
注2) 戻りリリースになるので、押す力のアップに対応して、引手側も背中を絞ります

これが案外goodで、グルーピングがよくなるみたいです。










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