今日の練習で、久しぶりに30m-36射で331点を記録しました。
330点代の点数を取るには、7点を打たないようにしないと難しいことは、統計の得点分布から推察できます。
その7点を打たなければ、330点が取れる典型的な得点分布が一昨日記録した324点です。
この2つの射を振り返り、その違いがどこからくるのか考えてみます。
まず、331点の射ごとの得点分布と324点の射ごとの得点分布を比較してみると
331点の射ごとの得点分布 324点の射ごとの得点分布
1射得点
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本数
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得点
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本数
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得点
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X,10点
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14
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140
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12
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120
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9点
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16
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144
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17
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153
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8点
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5
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40
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2
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16
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7点
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1
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7
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5
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35
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合計
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36
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331
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36
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324
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得点分布のグラフ(上331点、下324点)
324点のケースは、7点の得点分布が明らかに確率から導かれる得点分布(赤い折れ線)と異なっていますが、331点のケースは、確率から導かれる得点分布とよく一致しています。
もし、324点のケースで7点へのハズレが8点に収まっていれば、329点と330点に近づき、得点分布も確率の分布に近づきます。
なぜ、確率分布に反し、7点のハズレが多く出るのかその原因は、10点9点の時と、7点がでるときでは、フォームが異なっているためと思われます。
一昨日(324点の射)と今日(331点の射)の違いは、
324点の射----アンカーの位置が同じになるよう意識して行射、リリースはあまり意識せず、押してみたり、引いてみたりでした
331点の射----リリースの力の入れ方が同じになるように意識して行射
です。
アンカーの位置を一定にするのは当然として、リリースも安定させないと思いの他大きななハズレがでる例となってしまいました。
331点の射では、クリッカーの落し方を
1)引手の指示指で弦を顎にめり込ませる(実際は、顔が後ろに引かれる)
2)鼻の頭にあたる、弦の圧力が一定となるように、弦の引きと顔の引き量を合わせる
他の点は、意識的には変えていないので、この点が得点分布の違いになって表れたものと考えています。
「リリースを安定(一定に)させないと得点も安定しない」との先輩の言葉通りす。
蛇足ですが、320点代の典型的な得点分布は、下図のようになります。
6点1本、7点2本と言ったところです。
この得点分布は、安定(現在の平均的な得点分布)していますが、6点、7点があり10点が少ないことから、321点となっています。