2014年9月18日木曜日

押し手の肩を考える

第346回 練習

押し手の肩の詰まりが気になっています。
その解消策の一つとして、弓の引き起こしのフォームを変えてみました。

改造前:
弓の引き起こし前、グリップを決めるとき、両肩のラインは的を指している

改造後:
弓の引き起こし前、グリップを決めるとき、両肩のラインは的に対して開いている

早い話、上半身だけオープンスタンスと同じ位置関係です。
足の位置はストレートスタンスですので、両足の先端のラインは的を指しています。

上の図の感じで、肩が的を指すラインより開いた状態で弓を引き起こします。
引き起しは、押し手に力を入れずに肘を楽にして、引手で弓を引き起こします。



この時、一旦グリップを押し手の肩より高い位置に上げ、押し手の肩を自然な位置で安定させます。

その後、上半身をストレートスタンスの位置にし(①の方向に肩を動かし)、矢のラインと肩のラインを平行にします。肩のラインを的に向かわせる動作により、押し手は自然に的方向に押し出されます。

矢の方向と弦サイトを確認後、②の方向に引き込みアンカー位置に付け、矢筋が通った理想の台形を完成させます。(下の図)
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リリース前に、親指を的に押し込むため、押し手の手首を尺屈させます。(手首をねじることにより、親指を前・下に出します、押し手を伸ばす意識は厳禁で、手首のねじりのみで親指を押し込む意識です)

このフォームであれば肩の詰まりを感じることはなく、クリッカーが楽に切れます。


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