2015年10月26日月曜日

市民大会

10月25日 八王子市の市民大会が行われました。

参加人数は94名と盛況な大会で、例年通り陸上競技場のフィールド全面を使用して行われました。

試合開始前の的

小学生から後期高齢者まで、多彩な年代の方々が参加され、楽しい大会でした。

私は、50m/30m RCのクラスに参加しましたが、結果の方は、散々で昨年より40点以上悪い結果で、いいことなしでした。

行射風景1

行射風景2

試合後の集合


2015年7月22日水曜日

ピンキーとサム レスト

タブ、グリップ、ボースリングと体に触れる部分は、自分の体に合わせて色々改造しています。

今回はタブの改造ポイントについ書いてみます。

ベースはFitタブのMサイズです。
最初の改造は、アンカーの安定化を狙って、親指を載せるサムレストを作ってみました。
アンカーパッドの下にサムレスト付ける
サムレストは、親指を安定させ、親指の不要な力を抜き、取り掛けをリラックスさせる効果が期待できます、また、親指が伸びているので、タブを握り込むことができなくなります。

親指が直線的になりアンカー時、顎と指の密着面積が広くなりアンカーも安定します。


次に、カンターピンチの厚みを厚くしてみました。
カンターピンチの改造
リリース時に指示指と矢が接触し、指示指が痛くなることがあるので、厚みを2mm程厚くしました。

最後に、
ピンキーレストを作ってみまた。

ピンキーレストをつける
完成形

ピンキーレストを使うと、フックの薬指はズレにくく、しっかりとストリングを引いて来ることが出来ます。

フルドロー時、ピンキーレストがあると、薬指がズレにくいのでクリッカーを一定のリズムで切ることができます。また、サイトが2mmほど上にあがりました。(30mで)

結局、FIVICSの ポライト タブと同じ形になってしまいました。
FIVICS ポライト タブ

x

2015年7月1日水曜日

矢の硬さについて考える


1年半ほど前に矢をCarbon One 660 から A.C.E 670 (数字はスパイン)に変えたときの話です。

なぜ、Carbon One 660 を A.C.E 670と同じ程度のスパインのシャフトに変えたのかと言えば、Carbon Oneでは矢が硬すぎて、ポイントを100grから一番重い110grに変更しても、ベアーが羽根付によって来ません、最大120grのポイント使えるA.C.Eならばうまくいくと考えたためです。

結論から言えば、A.C.E 670の120grは柔らかすぎて,110grでぴったりでした。(どちらも矢長は747mmでおなじ)

なぜ、同程度のスパインでCarbon Oneは硬く出て、A.C.Eはぴったりなのでしょうか。

矢の硬さとは何かを考えてみました。

まず、固有振動数が高いほど硬い矢で、固有振動数が低いほど柔らかい矢となります。
(硬い物は早く振動し、柔らかいものは遅く振動します)

固有振動数は、(矢のばね定数/矢の質量)の1/2乗に比例します。

また、バネ定数は長さの3乗に反比例していますので、矢が長くなればなるほど矢の剛性は低下して柔らかくなります。

したがって,質量→大,長さ→大で,固有振動数が低下し矢は柔らかくなります。

また、ばね定数は、荷重・長さが同じ時の静的なたわみ量に反比例します。

EASTON社はカーボンアローについて、支点間距離「28インチ」、荷重さを「1.94ポンド」(880グラム)を基に測定した、スパインの測定値(たわみ量)がそのまま3桁の数字で書かれています。(0.66インチのたわみ量のシャフトは660)

よって、Carbon One 660のたわみ量0.66" と A.C.E 670のたわみ量0.67"ですから、Carbon One 660のばね定数はA.C.E 670の1.015倍となります。

また、シャフトの重さ比は、Carbon One 660は6.6gr/inch、A.C.E 670は6.1gr/inchで、羽根とノックを無視すれれば

Carbon One の矢の重さ :シャフトの重さ=6.6gr/inchx29"+110grポイント= 301gr
ACE      の矢の重さ :シャフトの重さ=6.1gr/inchx29"+110grポイント= 287gr

Carbon One/ACE 301/287 =1.048となりますので、

  シャフトの固有振動数の比(Carbon One/ACE)は、√(1.015/1.048)=0.98

で、2%ほどCarbon Oneの方が小さくなり、Carbon Oneの方が柔らかい矢となっていいはずですが、経験的には全く逆の結果となっています。

これは、矢の重心がACEの方がCarbon Oneより前にあるためACEの方が、柔らかい結果となっていると考えられます。(前重の方が、矢は柔らかくなる)

また、噂によれば、Carbonの調整は難しく、アルミの方がやさしいとの話があり、Carbon Oneは無垢のCarbon ですが、A.C.EはCarbon と アルミのコンポジットであるためアルミの性質も持っているため、調整が簡単にできたのかもしれません。

2015年6月11日木曜日

330点を考える

第418回 練習

今日の練習で、久しぶりに30m-36射で331点を記録しました。

330点代の点数を取るには、7点を打たないようにしないと難しいことは、統計の得点分布から推察できます。

その7点を打たなければ、330点が取れる典型的な得点分布が一昨日記録した324点です。

この2つの射を振り返り、その違いがどこからくるのか考えてみます。

まず、331点の射ごとの得点分布と324点の射ごとの得点分布を比較してみると

           331点の射ごとの得点分布   324点の射ごとの得点分布
1射得点
本数
得点
本数
得点
X,10点
14
140
12
120
9点
16
144
17
153
8点
5
 40
2
 16
7点
1
  7
5
 35
合計
36
331
36
324

 得点分布のグラフ(上331点、下324点)

324点のケースは、7点の得点分布が明らかに確率から導かれる得点分布(赤い折れ線)と異なっていますが、331点のケースは、確率から導かれる得点分布とよく一致しています。

もし、324点のケースで7点へのハズレが8点に収まっていれば、329点と330点に近づき、得点分布も確率の分布に近づきます。

なぜ、確率分布に反し、7点のハズレが多く出るのかその原因は、10点9点の時と、7点がでるときでは、フォームが異なっているためと思われます。

一昨日(324点の射)と今日(331点の射)の違いは、

324点の射----アンカーの位置が同じになるよう意識して行射、リリースはあまり意識せず、押してみたり、引いてみたりでした

331点の射----リリースの力の入れ方が同じになるように意識して行射

です。 

アンカーの位置を一定にするのは当然として、リリースも安定させないと思いの他大きななハズレがでる例となってしまいました。

331点の射では、クリッカーの落し方を
1)引手の指示指で弦を顎にめり込ませる(実際は、顔が後ろに引かれる)
2)鼻の頭にあたる、弦の圧力が一定となるように、弦の引きと顔の引き量を合わせる

他の点は、意識的には変えていないので、この点が得点分布の違いになって表れたものと考えています。

リリースを安定(一定に)させないと得点も安定しない」との先輩の言葉通りす。

蛇足ですが、320点代の典型的な得点分布は、下図のようになります。
6点1本、7点2本と言ったところです。

この得点分布は、安定(現在の平均的な得点分布)していますが、6点、7点があり10点が少ないことから、321点となっています。













2015年5月25日月曜日

都民大会決勝トーナメント

先週に続き、昨日(5/24)都民大会の決勝トーナメントに出場しました。

青梅市との対戦で、われわれ八王子市は、2-6ポイントで敗退しました。

第1End(注)は、56対51点でわが八王子市が大差でポイントをゲット。

大いに盛り上がりましたが、2End目からは、両チームとも予選の平均点も届かない低調な点数でしたが、終わってみれば、八王子は6ポイントを失い、トーナメント初戦で敗退が決まりました。

男女とも初戦敗退でしたが、八王子市に距離的により近いチームを応援しながら、決勝まで観戦してきました。

注) Endは、一人2射x3人の6射の合計点で争います。

2015年5月18日月曜日

都民大会予選

昨年に続き、5/17に光が丘で行われた都民大会の予選に出場しました。

他の地区は、地区内予選を勝ち抜いた選抜選手チームのようですが、八王子市は、予選なしの希望者による、男子3人+監督、女子3人+監督の補欠選手なしで団体戦に挑戦です。

午前中は、女子の予選、午後が男子の予選でしたが、両チームとも無事予選突破です。(注)

男女とも30mx36射のシングルラウンドで、3人の合計得点で順位を争いました。
女子17位/20、男子20位/29での通過です。

来週は、1対1対戦のトーナメント方式で順位を争います。

女子は、予選16位の墨田区と16位入りをかけて対戦します。
男子は、予選13位の青梅市と同じく、16位入りをかけて対戦します。

16位以上からのトーナメントが決勝と呼ばれていますので、まだ、予選です。

女子チームからの声援が、ひときわ大きく個人戦にくらべ大いに盛り上がりました。

スカイブルーのユニフォームが女子チームの3人
写真は、一緒に参加した選手のFace Bookから借用した女子選手の雄姿です。

個人的には、普段通りといったところで317点でした。(追記 87人中30位)

はじめは、56点/(1-6射)、 54点/(7-12射)と快調な出だしでしたが、6点を出してからは、51点が連続し、終わってみれば練習通りの成績です。


注)予選は、男女とも最大32チームの通過で、出場チームが32に満たなかったので全チーム通過です。

団体戦予選の結果
順位
男子
男子点数
女子
女子点数
1
板橋区
979
多摩市
927
2
世田谷区
973
板橋区
926
3
江戸川区
970
豊島区
917
4
小金井市
954
杉並区
912
5
豊島区
951
台東区
909
6
墨田区
947
西東京市
901
7
多摩市
946
世田谷区
897
8
太田区
943
港区
894
9
杉並区
938
練馬区
890
10
文京区
937
東久留米市
863
11
葛飾区
936
三鷹市
862
12
練馬区
935
中央区
860
13
青梅市
931
文京区
842
14
千代田区
928
江戸川区
830
15
北区
926
千代田区
791
16
三鷹市
925
墨田区
789
17
町田市
922
八王子市
787
18
東久留米市
917
町田市
778
19
台東区
902
小平市
771
20
八王子市
900
新宿区
726
21
西東京市
899
22
港区
892
23
新宿区
888
24
中央区
886
25
日野市
881
26
渋谷区
877
27
目黒区
864
28
小平市
818
29
江東区
752

16位以内に入る1対1の対戦は、各End-6射(一人2射)で、勝ったチームが2ポイント、引き分けが1ポイント、負けが0ポイントのポイント制で、5ポイント先取で勝ちになります。

女子は、得点差がほとんどないので接戦になること疑いなしです。
男子はEndの平均点で1.7点ほど相手が上回りますが、当日の調子で逆転できる実力差であると思います。(調子が良ければね)

2015年2月23日月曜日

バックテンションを考える

前に「バックテンションを体感してみる」で背中の筋肉のツッパリ感について書きました。

今回は、この肩の動きをリリースに利用できないか考えてみます。

前回、バックテンションは、「懸垂(チンニング:肩幅より広い手幅で、順手で行う懸垂)をするときに使う背中の筋力」でと書きましたが、この懸垂は鉄棒にぶら下がり両肩を下に下げようとする力で体を引き上げる動きです。

これと同じ力の入れ方で両肩を下げることができれば、バックテンションを使ってリリースしたのと同じ結果をうることができます。

さて、リリースのとき両肩を下げる動きは、どのようにすれば実現できるでしょうか。

1)正統派
アンカーに入れた状態で、背筋と脇腹の筋力で肩甲骨を下方向に引き下げることにより、肩甲骨を僅かに開き引き尺を伸ばし、クリッカーを落とす

と、筋力と技術により体をコントロールしてリリースします。
一方、筋力も技術もない私は、

2)なんちゃって派
アンカーに入れた状態で、息を吐き出すことにより肺の空気がぬけ、肩が落ちることにより、肩甲骨が僅かに開き引き尺伸びクリッカーが落ちる。(背中で引く力はアンカーに入れた時のままで増加していません)

なんちゃって派は、アンカーの位置を維持する力のまま、両肩を下げようとするもので、アンカーを保持する力があれば、バックテンションでリリースするのと同じ効果を得ることができます。

肺の空気圧で肺が膨らみ、その圧力が肩を押し上げる力として作用しています。ここ空気圧を減らせば、力の釣合が変わり両肩が自然と僅かに下がります。(この辺のことは、解剖学の説明がネットに色々載っています)

また、肩を上げながら息を吸い、息を吐き出しながら肩を下げる呼吸法もあるようです。

実際の呼吸法は、前回の「呼吸を考える」で記載したものが私に合っているようです。

息を吐く途中で、引き押しが緩むと肩が落るのと同時に、押し手が落ち、引手の肘も下がり狙いが大きく外れ、高得点は望めません、引合いの緩みには注意が必要です。

2015年2月19日木曜日

呼吸について考える

先日、先輩から「ドローイングは息を吐きながらするものだ」と言われました。
人間、力を入れる時は息を止めるものと思っていたので、とてもそんなことはできないと聞き流していましたが、「リリースは息を吐き終わるときにするのが良い」との話が、今日の練習で持ち上がりました。

今まで、呼吸を意識したこことはなく、リリース時は止めていたと思いますが、ヨガでは、力を入れる時は息を吐きながら行うとも言われ、自分の常識とは違うと思いましたが、ものは試しと、息を軽く吐きながら、リリースをしてみました。

これが案外うまくいき、
  ・クリッカーが自然に切れる
  ・的に集中できる
  ・大外れがない

の効果が見込めることがわかりました。

普通の人は、重い荷物を持ち上げる時、呼吸を無意識に止めて踏ん張ると思っていました。
息を吐きながらでは、力が抜けてしまうとばかり思っていましたが、私の常識は非常識であったようです。

さすがに、息を吸いながらでは、力が出ないので、弓を引く時(ドローイングからリリースまで)は息を止めれるか、吐けばよいことになります。

スポーツの世界では、「極め」の動作をする時には「息をはいて止めて行え」の格言があるようです。(どのようなスポーツかは知りませんが。。。)

確かに、アーチェリーのドローイングを息を吸いながら行ったのでは、途中で緩みが出ますので、息を吐きながらドローイングをし、リリースで息を止めた方が安定するように思います。

と言うことで、ドローイング開始からリリースまで息を吸ってはいけないことを条件として、色々試した結果、私に合っていそうな呼吸法は次のようになりました。(途中で息を吸うことも試してみましたが、しっくりしませんでした。)

1) セットアップで呼吸を整える
2) 弓を引き起こしなだら、鼻から腹式呼吸の要領で大きく息を吸う
3) ドローイング開始時、押し手を押しながら半分ほど吐き出し、肩をさげ肩を安定させる
4) アンカーに入るまで、ドローイングに合わせ軽く息をく吐く(残りの半分の半分を自然に吐く)
5) アンカーでは意識的に残りを静に吐き出し、吐き終わりでクリッカーを落としリリースする

途中で息を止めても、決して吸ってはいけない、息が苦しくなったら引き戻す。

呼吸法は、腹式呼吸を意識してみと
・重心の安定
・脱力
などの効果も期待できる。

一番重要なのは、呼吸を意識し、呼吸をコントロールすることで、体の動きをコントロールし行射のタイミングを安定させることだと思います。

FITA Coaching Manual Intermediate Levelによれば、次のような呼吸パターンが推奨されています。(2018/11/14追記)




2015年2月4日水曜日

1月の成績

第361回練習

2015年も1月が終わりました。
1月末で八王子市の冨士森体育館が、耐震工事のため1年間休館となりました。

2/1にアーチェリー関係の機材を仮の射場にすべて引っ越しました。

2トントラック1台、1トントラック2台、参加人数20名ほどで、3時間の作業でした。 新しい射場は来週から使用できるように準備中です。


さて、1月の成績です。
18m 30射

記録回数18回
平均点 :254点 σ 10点
最高点 :271点
最低点 :233点


30m 36射

記録回数4回
平均点 :323点 σ 8点
最高点 :333点
最低点 :311点

18mから30mに移行するとき、弦、プランジャーのピンを変え、センターショットを再設定した結果、サイトが、18mで上下方向が5mm、左右方向が3mmと大きく動きました。

弓のセッテイングは変更していないのに原因不明です。

2015年1月20日火曜日

相模原かもめオープン

インドアの相模原かもめオープンに参加しました。(1/18)

RC 18m 縦3つ目 30射x2回

前半は、サイトの調整間違い等があり252点(30射)とやや不満が残る点数でした。

後半は、サイトもぴったりと合い270点と満足できるものでした。

合計522でしたが、順位は13人中7位と昨年とくらべ全体のべレベルが上がり、賞状は頂けませんでした。

昨年の相模原インドアオープンは、486点で4位から見ればよくなったと思ったのですが。。。

これで、インドアを終わり、屋外ターゲットの練習に戻ります。
このタイミングでプラジャーのピンと弦を交換し、サイト取から開始です。