2012年のロンドンオリンピックを見ていて、高校時代アーチェリーをしたかったことを思いだしました。 Netで八王子市民体育館でアーチェリーの初心者講習が行われていることを発見し、近場で簡単にできそうなので、さっそく見学をお願いし、翌週から練習を開始しました。 このブログは新米アーチャーの練習記録です。
2014年5月10日土曜日
統計学入門 その3 (バラつきと得点の関係)
前に、アーチェリーの高得点は、グルーピングの円の径を小さくすることと書きました。
今回は、その実例をまとめてみました。
グラフは、36射(462回)の実射データ(私の1年半のデータ)で、36射中、7点以下の着矢本数(X軸)と36射の得点(Y軸)の関係をしめしています。
緑の△マークは、極座標の正規分布から7点以下の本数(確率)と得点の関係をまとめたものです。
当然のことですが、7点以下の本数が少ないと言うことは、グルーピングの半径が小さくなり高得点になります。
実射データの直線近似は、Y=-3.7735X+329.76となっていますので、7点以下が0本なら330点が取れる可能性が高いことを示しています。(緑△もほぼ同じ)
また、7点1本あたり、-3.8点で得点が減っていきます。 これは、単に8点が7点になり1点少なくなっているではなく、10点が9点、9点が8点と着矢全体のバラつきが大きくなっていることを示しています。
実射データと極座標の正規分布から計算した値が、よく一致しています。これは、やはりアーチェリーは、偶然の確率分布にしたがっていることになります。
常時高得点をとる人は、グルーピングの半径を小さくする(バラつきを抑える)能力が高いだけで、
なにか、特別なやり方で高得点を出しているわけではありません。(きっと)
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