2014年6月10日火曜日

押手、初心に戻る

第294回 練習

押手がリリース後に落ちて、矢が下に行ってしまうため色々試しているうちに、悪い癖がついて押手の肩が上がり、引き尺が短くなっていました。

その悪い癖とは、
1) 押手の肩を入れる ---> 肩が矢に近づく---> 肩が上がる -->引き尺が短くなる
2) 押手を突っ張る--->肩が上がる-->引き尺が短くなる
3) 押手を押しクリッカーを落とす--->弓がぶれる ---->矢の方向が安定しない

今日は、押手の肩が自然な位置になるように、意識して次のことを試してみました。

1) 弓を床につけた状態で、取かけを決める
2) 弓を床につけた状態で、グリップのピボットを軽く押し、軽いプレロードを掛ける
3) そのまま、弓を引き起こし、ピボットのみで弓を支える
4) 矢先を的に合わせ、弦サイトを合わせる
5) サイトを的に合わせながら、アンカーまで引き込む(一切、肩は動かさない
6) 押手は、引く力を支えるだけ(押すなと意識する)(ここでクリッカーが落ちた

クリッカーを1cmほど下げてから

7) 引手の肘を矢筋に入れる
8) 引手と共に顔を後ろに引く(注)(クリッカーが落ちる)

3)のところで、押手にためを作り押す意識を全く消すことも試してみました。
これは、さらに肩を落とす効果があります。
韓国の女子選手の映像を見ると、ためを作っている選手が多いようです。

素直に押手を引き上げるだけで、肩は自然な位置に落ち着ているようなので、押手にためを作る必要はないようです。

9) クリッカーが落ちたのち、おもむろにリリースする(引手を引き抜く意識)

この内容は、アーチェリーを始めたとき、指導されてたことと同じような気がします。まさに、初心に戻るです。


(注)
引手をアンカー位置から引く(肩を外旋させる)と、弦が鼻、あごに食い込み、最悪、引手が弦と共にあごの下に入り込み、指示指が矢に強く当たり、矢とびが変化します。

それを回避するため、顔を後ろに軽く引けば、不要な力を矢にかけずに簡単にクリッカーを落とすことができます。

第295回 練習
前回の改造フォームを確認するため、動画にしてみました。
まだ、押手の肩が少し高いようです。

顔を動かさずにクリッカーは落ちていますが、肩から上が全体に硬い。 首が肩の中に入っていて苦しそうです。(実際は苦しくはありませんが)








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