2016年5月17日火曜日

レジ袋で引手を学ぶ

学ぶシリーズ 006

楽に引け」を主眼に引手について考えます。
 
理論的に考えるには、解剖学の知識が必要ですが、その素養がないので、実践してきたものをまとめます。(間違えているかも?)

第一に、引手で最も注意しなければならないのは、弓を腕の力で引いてしまうことです
無駄な腕力で弓を引いてしまうと、アーチェリーがうまくなる前に、肩を壊したり、筋を痛めたりしてアーチェリーができなくなります。

引手は弦に掛ける3本の指以外すべての力を抜いて引きます。3本の指も、弦が飛びださない最小の力を指の第一・第二関節にかけます。(指の第一・第二関節を90度に曲げる、それ以外の力は邪魔になります)

基本は、引手に入れる力は最小として引手の肩を支点に背筋で弓を引きますが、その感覚がつかみにくいため、はじめのうちは引手の腕力で引いてしまいます。

まず、手首・前腕(下の腕)の力の抜き方です。
腕の力を抜くには、レジ袋を指にひっかけてだらりと腕を伸ばし、力をいれずに三本指で持つようなイメージです。


この時、指先のレジ袋から指の第二関節、手のひら、手首、前腕、二の腕、肩までのラインはまっすぐになり、肩のまわりの筋力で腕が肩から抜けるのを防いでいます。

この状態で、三本の指の力をちょっと緩めると、重みでレジ袋は指を弾いてトンと床に落ちるはずです。(これがリリースで、決して指を開かず滑る感覚です)

弓を引くときは、この腕を水平方向にしてこの動作を応用するだけです
垂直方向の腕を水平方向に変換するには、指はフックのまま手首には力をいれず、肩の力で二の腕が水平になるまで引き上げてみます。

すると、その袋を持ち上げる肘が直角に曲がります、これがドローイングの時に感じる指・手・手首・前腕・肘の感覚です。

次回は、二の腕から肩、背中の感覚を考えてみます。


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