前回の四角形で狙うを学ぶでアンカーの位置の重要性について書きました。
FITA コーチングマニュアル レベル2でもアンカーは、すべての基本的なスキルの中で最も重要であるとされています。
アンカーで最も重要なのは、アンカーポイントの位置の再現性で、行射の都度1mmのずれもなく所定の位置につけなければなりません。
また、顔につくアンカーの位置が正確であっても、顔向けや、顔・首の傾きが変わってしまって、目とアンカーポイントの位置関係が変わってしまってはいけません。 アンカ-の場所・仕方は、
個人の姿勢・構えおよび引き方によります変わりますが、アーチェリーを学習する当初から、正確なアンカー位置を再現することをマスターしなければなりません。
また、アンカー位置を正確にするためには、ドローイングを制御しなければ、正確な位置につけることはできません。「アンカーを考える」に私のアンカー及び引き方について記載しました。
また、顔向けを一定にし、アンカーと目の相対位置を一定にする弦サイトについて「弦サイトを考える」に記載しました。
アンカー位置と目の位置を常に同じにすることで、的を狙う四角形を一定に保つことができます。
ロウアンカーの場合、アンカーのチェックに次のものが利用できます。
*弦を鼻の頂点に軽くつける(つかないとあごが出ている、強く鼻につく場合あごが引けている)
*唇に弦が当たる位置
*引手の小指が首の筋に触れる
*弦サイトのずれ
*引手の指示指があごに触れる位置
五感を使って、アンカーがずれていないか確認するようにします。
エイミングにおいて、サイトピンが下の方向に動いてしまう原因として体が的側に傾いていくためとも考えられます。「体軸を考える」で記載したように、体の傾きは狙いの移動としてあらわれることもあり、体軸の安定も狙いの安定に重要です。
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