2014年4月26日土曜日

センターショット

センターショットとは、「弓が前を向いた状態で、ストリングがリム・ハンドルの中心を通っている状態」です。

今日は、久々にセンターショットをチェックして、修正をかけました。


1. センターショット
ハンドルのセンター調整ねじが動かない限り狂うはずはないのですが、毎回少し(弦の径の1/4(0.5mm)ぐらい)狂っています。

なぜ、mm単位で正確に分かるかと言うと、レーザーで弦とハンドルセンターのずれを計っています。
シールが貼ってある丸い部分からレーザーがでる

レーザーをサイトマウントのねじ穴に取り付け、レーザーを照射して、弦に当たるレーザーの点が、弦の全長にわたり、弦の中心にくるようにセンター調整ねじで弦を動かしセンターショットをだします。
レーザーの取り付け

レーザーは、ハンドルのサイト取り付け面と平行な平面を空間に作りだしますので、ハンドルの取り付け面は、センターショットの面と平行になるように、はじめに精度よく加工しおく必要があります。

アルミハンドルなら、機械加工されているので、取り付け面はセンターショットの面と平行になっていると思いますが、カーボンハンドルの場合、精度にかなり狂いあり、0〜0.2mm程度のパテ盛りをして調整しました。(1度すれば、あとは不要です)

サイトマウント部の加工



2. 矢のOff Set
弦の調整が終わってから、プランジャーの振り出し(Off Set)を調整します。
まず、矢のポイントの先端とレーザーの光点が合うようにプランジャーを調整し、Full Centerの状態にします。


レーザー光点がポイとにある状態
やけに、光点が暗いと思ったら、電池がかなり消耗していて、しばらくすると消えてしまいました。

次に、プランジャーを+0.5mmほど出し、矢のOff Set量とします。
これで、私の場合、ポイント径の1/4ほど左にOff Setしたことになります。

ポイントの1/4径のOff Set
電池を交換して、光点が明るく大きくなりました。


3. サイトと弦
弦が水平な状態となるように、弓を床に置きます。
弦の上に水準器を載せて、水平状態を確認します。
弦の上に置いた水準器
この状態で、サイトの上に水準器を載せて、弦との関係をみます。
今回は、調整なしでセンターショットの面とサイトの面の平行が確認できました。
サイトの上の水準器

これもレーザーで確認したいのですが、サイトマウント部を使うので、サイトを付けるとレーザーを取り付けることができません。(いろいろトライしましたが、うまくいきません)
サイトマウントの取り付け




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