2014年12月28日日曜日

インドア18m 277点

練習納めの18mで自己新の277点が出ました。

この調子を振返ることができるように、良かった点、悪かった点についてメモしておきます。

まず、得点から, 距離18m 的 縦3つ目 3本撃ち x10

 
 1  2  3  計 27との差
1 10 10  9  29+2
2 10  9  8  27 0
3 10 10 10  30+3
4 10 10 10  30+3
5 10  9  9  28+1
6  9  8  8  25-2
7 10 10  7(1)  27 0
8  9  8  7(2)  24-3
9 10 10 10  30+3
10 10  9  8 27 0
合計 277+7

得点分布は、
10点 16
 9点 7
 8点 5
 7点 2 

30金が三回で10点が半分、10点と9点が2/3です。(10点のうち60%はInner10です)
ここで、惜しいのが7点2つですが、この7点を出した時の反省から。

(1)の7点は、太陽がサイトに入り狙いがずれました。屋外で太陽に向かって撃っているため、こんなこともあります。
(2)は、アンカーが安定する前にクリッカーが落ち、慌てて撃ったため、狙いが定まっていません。
この2つは、明らかに引き戻しすべきでした。

8点については、「狙いが安定する前にリリースした」あるいは、「狙いがゴールドから外れていった」が考えられますが、それだけが理由ではないような気がします。(外れて残念ぐらいしか反省点はみつかりません。)

さて、9、10点がでた時の感覚を列記しておきます
1)アンカーが安定してしっくり決まっていた
2)ゴールドがサイトの中心で止まっている (意識しないでも動かない
3)意識しなくても楽にクリッカーが切れる
4)サイトのリングの中に飛んで行く矢が見える(ような気がする)
5)弓が足に当たって止まっている
6)押しての力が抜けている(無理がない)
7)取かけが最後まですべらない
8)引手が首に付いて後ろにさがる

など、無理をせず(力を入れず)に矢が出ていった時に良い得点がでています。
9点、Outerの10点の時は、2)、4)の感触はなく、会心の射ができた時に感じることができます。

今年の練習納め

第347回 練習

2014年最後の練習日で18mの自己記録(275点)を更新し277点を記録しました。
気分よく練習納めができました。

さて、12月の成績です。
18m 30射の得点を29回記録しました。
平均点 : 258点 σ 9点
最高点 : 277点(自己新)
最低点 : 236点

年末ですので、この1年間の年間成績を2013年と比較して振り返ってみます。
まず、各距離の得点比較です。
18m 30射 2014年 2013年
記録回数 67回 67回
平均点 : 254点 σ 14点 246点 σ 16点
最高点 : 277点 272点
最低点 : 209点 183点
平均点で8点Upで、最高点も更新できそれなりの成績です。

30m 36射 2014年 2013年
記録回数 183回 259回
平均点 : 315点 σ 10点 302点 σ 16点
最高点 : 336点 332点
最低点 : 281点 266点
平均点で13点Upで、最高点も更新でき多少の進歩です。

50m 36射 2014年 2013年
記録回数 18回 24回
平均点 : 249点 σ 19点 253点 σ 16点
最高点 : 276点 279
最低点 : 209点 220点
平均点、最高点が下がり、最低点は更新と最悪の状態です。

得点的には、昨年と同じ感じです。

時系列に得点の動きを30m-36射換算で比較すると次の通りとなりす。
2013年は、年初めから徐々に得点が順調に上昇し、年末にはピークとなっています。
2014年は、年始めがスランプで大きく得点を落としていますが、年末に向け安定してきました。
来年もこの調子を維持できれがば、もう少し平均点のアップが望めます。

2014年12月21日日曜日

納射会

第344回 練習

2014年もそろそろ終わりです。
八王子アーチェリー協会恒例の納射会と納会(忘年会)が、昨日(12/21)行われました。

インドアシーズンで18mの競技の予定でしたが、大雨であったので急遽25mでRCは80cm的、CP縦3つ目的で競技が行われました。(18mの的位置には屋根がないので、矢取で濡れてしまうために変更)

RC 5名、BB 1名、CP 5名の計11名の納射会です。

的の大きさがCPの倍であり、CPに勝てるかと思いましたが、CP最高点:571点(30射x2回)に対し561点でおよびませんでした。 8点が数本あったのが敗因です。

2014年12月8日月曜日

11月の成績

第338回 練習

12月も大分すぎてしまいましたが、10月、11月の成績の整理ができましたので、そのデータをUpします。

10月
30m 最高332点 平均315点 σ9点 最低299点、 9月とほとんど同じ、昨年の10月とも同じ。
進歩なし。

50m 最高276点 平均269点 σ8点 最低269点、9月より平均点が17点Upしましたが、こちらも昨年とほぼ同じで進歩なし。

11月
18m 最高266点 平均254点 σ8点 最低239点、 こちらも昨年とほぼ同じで進歩なし。

この1年まったく進歩がありません。

2014年12月5日金曜日

インドアでフォームを考える

第337回 練習

インドアのシーズンが始まりひと月が過ぎました。

30/50mから18mに変わった当初は、何も考えずにサイトを変えただけで撃っていました。 
その時は、30射で260点台後半から270点台の点数が出ていたのですが、段々フォームが変わり点数が落ちてきました。

なぜ点数が悪くなったのか考えてみます。
・6点が出るようになった
・突然Mがでる

この悪い点は、きまってクリッカーを切るのに時間がかかった時であることに気が付きました。

フォームのどこが変わってしまったのか、色々確認していくと体全体に力が入りフォーム全体が小さくなっているようです。

引き起こしからアンカーに入れるまでの動作を、ゆっくり目にしてドローイング中のサイトのずれが極力小さくなうようにしていたのですが、その後、狙う時間が長くなり、アンカーでのテンションを維持するために、体に自然に力みが発生したいたようです。

さて、対策はと考えてもなかなか妙案が浮かびません。

アンカーに入れたあと「なるべく早くクリッカーを切る」ぐらいしか思い付きませんが、対症療法で根本的な対策を考える必要がありそうです。

明日いろいろ試してみようと思います。

2014年11月29日土曜日

インドアシーズン再び

第380回 練習

八王子市民大会が終わって、インドアシーズンが再び始まりました。

昨年は、矢をポイントの重い長めのCarbon Oneにして、弓のセッティングも変更しましたが、今年は、ACEで、弓のセッティングも50/30のままで、インドアに臨むことにしました。

18m 縦3つの的の初練習で、30射260点と前シーズンと同じ程度の点がでたので良しとしました。

2回目の練習では、自己新の275点も出て今シーズンは好調なすべり出しでしたが、その後は前シーズンと同程度(240点から260点)の結果となっています。

酷い時は、230点台などもでて調子は下降線で11月の練習を終わります。

旅行で10日ほど練習を休んで、帰国した翌日に八王子市のシニア大会(11/24)に参加しました。
結果は、RC男子シニアで1位で、得点は253点、261点と練習通りのできといったところです。

参加人数は、シニア:13人、オープン10人の計23人で、結果は以下の通り。

   RC 18m 結果 縦3つ目                    CP 18m 結果  縦3つ目(インナーテンのみ10点)
順位 年齢シニア男子合計点            順位 年齢シニア男子合計点
 1 63  男子    514   1 64  男子    539
 2 65  男子 472   2 64  男子 527
 3 63  男子 453   3 65  男子 522
 4 62  男子 442   4 74  男子 500
 5 64  男子 305         
順位 年齢シニア女子合計点
順位 年齢シニア女子合計点
 1シニア   女子  376   1シニア   女子  487
順位 年齢 オープン合計点
順位 年齢 オープン合計点
 1 一般  女子 524   1 一般  男子 570
 2 一般  男子 491   2 一般  男子 561
 3 一般  男子 468   3 一般  男子 539
   4 一般  男子 525
    RC 18m 結果 40cm的
順位 年齢 オープン 合計点
 1 年少   男子  461 
 2 年少   女子  412 

   RC 25m 結果 80cm的(シックスリング)
順位 年齢シニア男子 合計点 ゴールド
 1 67   男子  478  7本
 2 60   男子  478  5本
順位 年齢  オープン 合計点
 1 一般   女子  538 

2014年11月11日火曜日

八王子市民大会

第385回

10/26(日)に八王子市民大会が行われました。
参加選手 97名と陸上競技場の横幅一杯に広がっての行射です。


結果は、RC50/30の一般クラスで1点差の2位でした。
前半の50mでは1点差で1位でしたが、30mで2点差をつけられ惜敗です。
去年より20点ほどUpしたのでよしとします。



第68回 八王子市市民体育大会
アーチェリー クラス別順位 (RC50/30)
順位 性別 1R(50m) 2R(30m)
1 259 320 579
2 260 318 578
3 260 303 563
4 251 311 562
5 250 306 556
6 257 298 555
7 243 302 545
8 249 295 544
9 237 305 542
10 232 292 524
11 228 290 518
12 217 297 514
13 202 293 495
14 234 252 486
15 160 245 405




2014年11月2日日曜日

PCの故障

PCが故障して、しばらく休刊しています。
八王子市民大会、インドアシーズン到来の話題を近々公開します。
PCデータの再構築に時間が取られています。

2014年10月11日土曜日

バックテンションを体感してみる

第361回 練習

今日の話題は、まったく理論的なものではなく、私の感覚の話です。

アーチェリーでは、「弓は背中で引け」と言われています、リリースは「バックテンション」でとも言われますが、バックテンションとはどのような物なのか新米には皆目わかりません。

背中で引けは、腕の力ではなく肩を外旋させる背中の筋力を使えと、教えているのだと思います。
この筋力は、懸垂(チンニング:肩幅より広い手幅で、順手で行う懸垂)をするときに使う背中の筋力と同じであると言われています。(逆手の懸垂は、腕の力が主力です)

私は、懸垂ができないので実際に体験することはできませが、エアー懸垂(鉄棒なしで格好だけ真似をする)と肩が下がり、背中の筋肉に力が入るのがわかります。

さて、バックテンションは如何すれば体感できるでしょうか。
オープンスタンスが深い方が、バックテンションを感じやすくなると言われていますが、私は、実射でオープンスタンスをしても、腰のラインが肩のラインとともに矢筋に平行になってしまうため、極端なオープンスタンスができません。(腹筋が弱いので、肩と腰が一緒に動く)

エアーオープンスタンスバックテンションを感じてみます。
1) 床に胡坐をかいて座る(腰は動かなくなる)
2) 上半身(肩)をオープンスタンスのつもりで30度ほどひねる
3) この状態で、練習用のゴム(百均で買ったもの)をドローイングの要領で引く
4) 引手をアンカーに入れる
5) リリースのつもりで矢筋を通す

5)で引手側の背中の筋肉にテンション(ツッパリ感)が発生するのを感じることができます。(これがバックテンションかな???)

これを数回繰り返して行い、上半身のひねりをやめて、ストレートスタンスに戻して、同じことをするとやはりバックテンションのような、弱いツッパを感じることができます。(単に筋肉の痛みが残っているだけかも知れません)

5)でエアー懸垂と同じ背中の筋肉の使い方をすると、ストレートスタンスでも同じようなテンション(ツッパリ感)を感じることができます。

バックテンショ--->Back Tension ---> 背中の緊張 ---> 背中のツッパリ とテンショをツッパリで体感してみました。

バックテンションについて考えてみました。(リンク)

追記:注)
弓は背中で引け」とともに「弓は肘で引け」もあります。
こちらは、引手の肘にゴムひもを結び、指をゴムに掛けずに肘で引いてみれば体感できます。
肘でゴムを引くためには、肩を回すために背中の筋肉を働かせることが必要になり、「弓は背中で引け」と同じことになります。

注) 
実際の弓の弦を肘で引くことは危険です。
肘から弦が外れると弓を壊し怪我をします、絶対に行わないでください。
専用のトレーニング器具を使いましょう。


2014年10月9日木曜日

セットアップで止まるべきか

第360回 練習

セットアップ(弓の引き起こし)が終わった段階で、動作を止めてサイトを的に合わせてからドローイングをすべきか、または、動きを止めずにそのままドローイングに入るべきか。

今日は、セットアップからサイトを的に合わせる動作と、ドローイングの動作を同時に行ってみました。

引き起こしからドローイングへ切れ目のない動作の方が、引手に余計な力が入らずスムーズな動きができるようです。

これは当然のことで、動いている物を一旦止めるのに余計な力がいり、停止している物が動き始めるのにも余計な力がいるので、引手の作り出す力がFX曲線のようにスムーズな曲線ではなくなるからです。

狙いが難しなることもないようなので、しばらく、この動きで練習してみようと思います。

2014年10月7日火曜日

9月の成績

第358回 練習


9月の30mの点取り回数は29回(174ends)で成績は、

最高点 327点
平均点 315点 σ 7点
最低点 293点

最高点の327点は、1.7σで10回に1回ぐらでる確率で、新記録更新とはいきませんでした。

最低点の293点は、3.1σで0.2%ぐらいの確率で出る点数です。1000回点取りをして2回ぐらいの確率ですから、変な撃ち方をしていたことになります。

ちなみに、8月の平均点318点より平均点がさがり、σは9点から7点改善していますが、これは得点が低いところでまとまった結果で、進歩なしです。

50mは、9回点取りし
最高点 272点
平均点 252点 σ 18点
最低点 221点

こちらも進歩なしの成績でした。

2014年10月5日日曜日

アンカーについて考える

第357回 練習

アンカーとは、船が港で錨を落とすことですが、アーチェリーでは顎の所定の位置に矢のノック、弦、タブ、引手の指の一体化された物を接触させ、安定させることです。

私の場合、弦と指示指が接触する部分を顎の先端の2mm右側の位置(アンカーポイント)に接触させ、指示指と親指の付け根を顎の骨の角ばったところに固定し、指示指全体が、顎の骨に沿って顎に接触するようにしています。

アンカーの位置は、十人十色でその位置に如何にして引手をもっていくかも、十人十色です。

今までは、図の青い線のように①から②へなめらかな曲線を描いて、顎の下がら引手の手首を顎に付けていました。

引手のアンカーまでの軌跡
この軌跡は、調子がよけれ最短距離でぴったりとアンカーに入れることができますが、ちょっと引きが足らないと、アンカーポイントに弦を密着させることができません。

また、曲線が直線に近くなるとアンカーに入る手前で引手の指が顎あたり、同様に引き込み不足になります。

その結果、アンカーポイントに弦を無理に密着させると指に余計な力が入ります。

この対策として、引き込み軌跡が、三角形の2辺の軌跡(黄色)になるように引いてみました。

この引き方は、「最短距離で引け」の原則に反しますが、引きすぎることがあっても、引不足になることはなく、アンカーリング前に指が顎に接触することもありません。

手首を顎の真下から、真っ直ぐ上げる方が空中で曲線を描くより簡単ですが、ここで、問題になるのは、どこのタイミングで上に向かうかです。

そこは簡単に解決です、アンカー位置では弦は唇とチェストガードに接触しますので、両方に弦が接触した瞬間、引手の腕と肘を真上に上げアンカーに入れます。

この軌跡では、腕を上げる動作で引く力が緩まないように引き続けるのが、最大・唯一の注意点です。

また、上げる動作を止めるのは、引手の指示指全体が顎のラインに沿って安定して接触した時で、アンカーポイントは点接触ではなく、弦が顎に線接触するように指示指の第一関節付近で顎の先端を包むようにしています。

ポイントとは点接触のことですが、弦・指・顎が点で接触した状態でファイナルドローに入ると、指示指が顎の下に入り込み、矢を指示指で強く押すことになります。(指が痛い)

2014年9月27日土曜日

引手の肘の高さ改造

第352回 練習

引手の肘の高さの改造結果を動画で撮ってみました。(アップは静止画)

 左が改造後            右が改造前
改造前は、ファイナルドローは引手の肩を中心に肘を後ろに回すイメージで引いていましたが、改造後は、引手を真っ直ぐ後ろ(水平)に中指で引く意識です。

改造後は、肘は全く上がっていないと思っていたのですが、実際はかなり上がっています。 自分の意識と実際は大きく違っています。

この程度の高さは問題なさそうなので、しばらくこの高さを維持するように引いてみます。

2014年9月26日金曜日

引手の指を考える

引手の指が弦に与える引く力は、中指が50%、指示指が30%、薬指が20%となどと言われていますが、数字で言われても機械ではないので実行は難しいようです。

前回、引手の肘が上がることを話題にしましたが、その修正策とて実施したのが次の点です。

・引手の肘は、アンカーに入れた状態のまま上げない意識(アンカー時の肘は高くはない
・アンカーからの弦を引く力(増加する力)は、すべて中指で受ける
薬指がすべり出しても気にしない
・指示指は顎に固定されているので少し開いていく

引手の肘が上がっていくのは、親指と指示指の付け根(顎に固定されたVのところ)を中心として、肘が上に、薬指が後ろに動く回転運動が起こっているためでした。

結果として、クリッカーを切るために薬指で弦を強く引いていました。

引手の肘の高さは、手首より少し高い位置を引き始めからリリースまで維持することにより、引きが緩まず、余計な力が指に入らいと言われています。

また、引手は、コンビニの買い物袋を3本指で吊るした時のように、指先のフック部以外は、力が抜けているのが理想だと言われています。

今回試みたことは、親指と薬指のフックには軽い袋がひっかり、中指にはだんだん重くなる袋が掛かっている意識で、中指だけでファイナルドローをする意識です。

2014年9月25日木曜日

引手の肘の高さを考える

第351回 練習

前回の練習で、押し手の改造具合を見るため動画を撮影してみて驚いたことがあります。

押し手の問題ではなく、引手の肘が異常に高いことに気が付きました。

引手の肘を高くすることで、
  指示指の全体を均一の力であごに密着させられる
  前腕の短い日本人でも矢筋を通すことができる
  小指が首筋の後ろにくる
  リリースの瞬間、引き手が下がることがなくなる
  クリッカーが楽に切れる

と良いことがありますが、過ぎたるは及ばざる如しで、肘を必要以上に高くすると引手の手首に角度が付き、指に力が入りリリースが安定しなくないます。  
肘の高さは、手首に角度を付けずに指に力が入らない高さで、指示指の延長線上に肘がくる程度が良いと考えています。

適正な肘の高さは、水平よりやや上が良いとされていますが、上げすぎもよくないとされてています、上限がどの辺かは体型によるのでしょうか?

引手の肘の高さ
今回発見した異常は、引手の腕と水平線で作る角度①が20度ほどあり、見た目にも異常に高いものになっていました。

昨年の10月の動画を計測すると角度②は約10度でした。

なぜこのようなことになったかと言えば、引手の肘を高くする意識をここ3月ほど持ち続けて、練習してきたためと思われます。(肘を上げるとクリッカーが楽に切れるのも一因ですが・・・・)

今日は、引手の肘を上げないよに意識しながら練習してみました。
まだ、安定しませがなんとなくできるようになりましたが、30mのサイトが4mmほど低くなり薬指の引く力が弱くなっています。

効果と言えば、弦に掛かる指の力が抜け、フォロースローで自然に引手が首の後ろに流れるようになりました。(得点が上がった訳ではありません・・・)



2014年9月18日木曜日

押し手の肩を考える

第346回 練習

押し手の肩の詰まりが気になっています。
その解消策の一つとして、弓の引き起こしのフォームを変えてみました。

改造前:
弓の引き起こし前、グリップを決めるとき、両肩のラインは的を指している

改造後:
弓の引き起こし前、グリップを決めるとき、両肩のラインは的に対して開いている

早い話、上半身だけオープンスタンスと同じ位置関係です。
足の位置はストレートスタンスですので、両足の先端のラインは的を指しています。

上の図の感じで、肩が的を指すラインより開いた状態で弓を引き起こします。
引き起しは、押し手に力を入れずに肘を楽にして、引手で弓を引き起こします。



この時、一旦グリップを押し手の肩より高い位置に上げ、押し手の肩を自然な位置で安定させます。

その後、上半身をストレートスタンスの位置にし(①の方向に肩を動かし)、矢のラインと肩のラインを平行にします。肩のラインを的に向かわせる動作により、押し手は自然に的方向に押し出されます。

矢の方向と弦サイトを確認後、②の方向に引き込みアンカー位置に付け、矢筋が通った理想の台形を完成させます。(下の図)
.
リリース前に、親指を的に押し込むため、押し手の手首を尺屈させます。(手首をねじることにより、親指を前・下に出します、押し手を伸ばす意識は厳禁で、手首のねじりのみで親指を押し込む意識です)

このフォームであれば肩の詰まりを感じることはなく、クリッカーが楽に切れます。


2014年9月14日日曜日

青梅オープン

第345回 青梅オープン

青梅オープンに参戦

50m 221点  9月の練習の平均 270点 (昨年の大会264点)
30m 310点  9月の練習の平均 318点 (昨年の大会313点)

と、惨敗で撤退となりました。

都民大会の汚名返上と、50mの練習を重ね、練習での平均点270点と一応の成果を得て臨んだのですが、221点と昨年の大会の264点にも及びません。

昨年は、大会での成績が、練習の平均点を上回り本番に強いとの評価をいただきましたが、今年は練習の平均点に大きく及びません。

今年は、昨年と違い大会になるとフォームが非常に硬くなっているが、自分でもはっきりわかります。

練習方法を工夫する必要がありそうです。

追記:
男子一般RC、20人中12位でした。

2014年9月10日水曜日

押し手の親指

第342回 練習

また、小ネタを一つ。

「リリース前に、押し手の親指を的に向けて押し込め」と言われていますが、押し込みが甘いと矢が右にはずれ、押し込みが強すぎると矢は左に外れます。

と、また指導員が一言。

私の場合、確かに押し手に力が入ると矢が9時の8点に飛んでいきます。 右側にはほとんど外れないので、実感はありませんが。

2014年9月6日土曜日

小ネタを二つ

第340回 練習

アーチェリーを初めて丸2年(9月5日で)が経過しました。
練習回数340回、2日に1回弱の練習をしていることになります。

さて、小ネタを2つ
一つ目は、弓の引き上げについて。

弓を引き上げるとき、どちらの腕で上げているでしょうか?
引き上げるのですから、決して押し手で持ち上げてはいけません。

押し手で持ち上げると押し手に不要な力が発生し、肩が上がり、肩が詰まる原因になります。

弓の引き上げは、引手で弓を引き上げる意識で、引手の手の方がグリップよいり常に上にあり、プレテンションを徐々に強めていくこと。

決して、プレテンションを引き上げの途中で緩めてはいけません。

と、指導員に言われて即実行、あら不思議、クリッカーが驚くほど楽に切れます。


二つ目は、リリースの後の指の形について。
リリースの後の引手の指の形は、指の力が完全に抜けただらしない格好でなければいけません。
元気よくパーの形に指が開いているのは、リリース時に指に力を入れた痕跡です。

リリースは、弦が引手の指をすべりながら指を押し開いて、弦が出て行きます。
その抵抗を最小にするには、指の力を完全に抜き、弦の運動を妨げないのが最良とされています。

人間の筋肉は、弦より早く動くことができないので、パーでリリースするより、指の力を完全に抜いた方が、弦が自由に動くことができ、綺麗なリリースになります。

と、また指導員の一言。

確かに、一流選手の動画を見るとどちらも納得です。

2014年9月4日木曜日

8月の成績

第337回 練習

8月の点取り回数は32回(192ends)で成績は、

最高点 336点
平均点 318点 σ 9点
最低点 295点

最高点の336点は、2σで5%ぐらいの確率で出る点数です。100回点取りをして5回ぐらいの確率です。

最低点の295点は、2.6σで1%ぐらいの確率で出る点数です。100回点取りをして1回ぐらいの確率です。

ちなみに、6月は、平均310点、 σ15点と大スランプでしたが、8月は7月の平均点318点、σ 8点と大差のない成績で、進歩もスランプでもない成績でした。

2014年8月21日木曜日

的を狙って視る

第330回 練習

狙うときに、サイトピンに焦点が合っているか、的に焦点が合っているか?
私は、アンカーリグ時に弦サイトを確認しながら、目の焦点を無意識にサイトに合わせていました。

いつも、サイトの中心がゴールドの右端でとまり、センターに寄っていきませんが、あまり気にせずリリースしていました。

今日、セットアップ時に弦サイトを合わせた後は、焦点を的に合わせたままで、サイトを的に合わせてみたところ、サイトがゴールドのセンターに楽にくるようになりました。

楽にサイトが合うのは、見ているものの真ん中に意識を集中させると、無意識にそれに合わせてしまう性質が人間にあるためだと思います。

つまり、意識的にサイトを的に合わせて狙う必要はなく、当てたいと思う的の中心に焦点を合わせるだけでいいのです。

最初にサイトリングを的の中心に近づけておくだけで、後は潜在意識が勝手に的の中心にサイトを合わせてくれることになります。

焦点を的に合わせると、アンカーリグ時、弦が全く(ぼやけても)見えないので、弦サイトの確認は省略するしかありませんが、楽にサイトをゴールドに合わせることができるので、しばらくこれを試してみます。

ちなみに、私は狙いこみすぎてフォームが硬くなるのを避けるため、サイトのサイズは視界がひらけるφ12mmのものをピンなしで使用しています。




2014年8月20日水曜日

矢筋を考える

第328回 練習

押手に弦がよく当たり、痣ができるのでアームガードを服の中と外に2つ使っていました。

なぜ、2つかと言うと戻り弦が当たるのが外側のアームガードで、内側は発射時の弦が外側のアームガードの下に入り込んだ時の用心です。

でも、これはフォームがおかしいからで、弦が当たるのは、押手を反しすぎて、押手の肩が入りこむ悪い癖がでるからです。

この押手を反しすぎるのは、押手を固めてリリース時の緩みを防ぎ、矢筋を通したいと思う気持ちが強すぎるからだと思います。

そこで、押手の反しと矢筋の関係について考えみたいと思います。

まず、私の理想の矢筋を通すとは、「グリップのピボットポイント(押手の親指と指示指で作るV字の一番深いところ)とアンカーポイント(あごの中心から右側に2mmのところ)、そして引き手の肘の先端を一直線上に置き、両肩のラインと矢を平行にすることです。

その上、ストレートスタンスの私の場合、左右のつま先のライン、両腰骨のライン、両肩のラインがすべて的の中心を指す必要があります。

理想とする矢筋
理想とする矢筋は、ピボットポイントとアンカーポイント、引手の肘の先端の3点を結ぶ直線を下辺、両肩のラインを上辺とする台形(上辺と下辺は平行でなければなりません)を作ることです。

また、台形の高さにあたる矢と体との距離は、短い方がよいとされています。

なぜ台形が理想なのでしょうか、それは、矢に作用する直進させる力以外の余計な力を最少にできるからだと思います。

押手を反しすぎて弓を押すと、ドローイング中に押手の肩が入り込み、肩が矢に近づき台形ではなく三角に近い四辺形になります。

肩が入り込んだ矢筋
この押手の肩の入り込みは、押手の肩が上がって(詰まって)引き尺は短くり、弦が押手に当たるなどいいことなしです。

対策は、基本に忠実に両肩のラインを的に向け、自然な形で弓を引き上げ、押し手の肩を動かさないように弓を引くことです。(前に書いた「押手は押すな」です)

押手を反しすぎると、この自然な形をドローイング中に崩してしまい、理想の台形がリリースまで維持できないのです。

理想の台形が崩れないように押し手の返しを少なくし、リラックスした体勢で、リリースすることを考える必要がありそうです。(押手の緩みを防ぐ方法は別に考えるとして・・・)

と言うことで、今後は押手の返しを現状の半回転から1/4回転に減らして練習してみます。
私は、意識しないと押手が自然に半回転も返ります、押手を反さないで撃つためには、相当練習する必要があるかもしれません。

蛇足ですが、
練習場で矢筋が通っているかの話になりますが、よく見かけるのが、引手の肘の引き込みが甘い五角形の人が多いようです。

肘の引付が甘い矢筋
この対策で一番簡単なのは、サイドアンカーにしてアンカーポイントを体から離すことですが、ほとんどの人が、センターアンカーに固執しています。

と言う私もセンターアンカーに固執していますが。

その後のその2その3とまだまだ変化しています。(2016/03/30)

追加:
第329回 練習

押手の返しを1/4回転にして試してみました。
弦が押手に当たることがなくなり、想定通りの結果ですが、やはり押手が緩み矢が下に落ち青の6時に何本か集まります。

その対策は、やはりセットアップで押手をしっかりピボットポインに決め、弓を引き上げた後は、押手は押さず・緩めずの微妙な力加減が必要であることが分かりました。

ちょっと油断するとフォロースルーで押手が緩んで、弓が下に行ってしまいます。

2014年8月15日金曜日

矢を作る (羽根を付ける)

第 326回 練習

練習中に継ぎ矢でノックを壊してしまいました。

ノック交換のついでに、傷んでいる羽根を交換しました。

使用した道具

使った道具は、左から
a. 両面テープを貼る自作治具
b. 羽根用クリップ(自作)
c. カッター
d. 1本用ライン引き自作治具
e. ポスカ極細


Spin Wings Vanesの説明書に従い羽根を貼っていきます。

まず、傷んだ羽根をとり、シャフトの両面テープを綺麗にはがします。両面テープの残骸が残っているときは、シールはがしを使っています。(説明書では、Cleanserでとるようになっています)

シールはがし

傷んだ羽根








クリーニング後








羽根を貼るラインが薄くなっているものは、自作のライン引きでラインを引き直します。
Offsetはなしのラインで、ノック側のラインの端は、ノック溝から25mm(1”)、ライン長は45mmです。

引き直したライン

新規(3本用)のライン引き用治具

1本用ライン引き













次に両面テープをラインに貼っていきます。
両面テープは、羽根に付属したものではなく、少し細いものを使います。

両面テープの切り取り

巻かれた両面テープを治具に貼り、切り取ります。
切り取ったテープをシャフトのラインの上に載せ、貼ります。

ライン上に両面テープを貼る


羽根を自作の専用クリップに入れ、ラインに合わせて羽根をはります。
クリップに羽根を入れる
羽根を貼る












説明書にはありませんが、羽根の貼り付け部の裏表にラインテープ(1.5mm幅)を貼ります。
このテープを貼ることで、両面テープが外に出ないので、羽根とシャフトの間に他の矢の羽根が入り込み、付いてしまうことがなくなります。

貼り終わった羽根とラインテープ
ラインテープを貼る

エンドテープを貼る
両面テープ、ラインテープ、羽根をまとめて、前と後ろにエンドテープを貼ります。

エンドテープは説明書によれば、前側は1/8”、後ろ側は1/16”羽根にかかるように貼ることになっていますが、そこは適当です。

テープは、右用の場合、ノック側から見て時計回りに巻き付けます。(羽根を開く方向にテープを巻く

また、テープは1回半の長さを巻きつけ、最後は、少し強めに引っ張って切ります。(テープを強く巻き付けることができます


最後にエンドテープからはみ出した両面テープ、ラインテープがあれば、その部分をナイフで切り、剥ぎ取ります。

綺麗に揃った矢
貼り直したのは1/4程度ですが、18本の羽根をすべて綺麗にしました。

2014年8月11日月曜日

矢を作る (ライン引き)

第324回 練習

新しい矢を試してみました。
健全な旧矢と同じグルーピングとなり、旧矢と一緒に使っても問題なさそうです。

さて、今回はライン引きと名前の記入です。
まず、写真の上から使う道具の説明です。

a. 油性ペン
消えては困るところに線を引く。 粘性が高いので水性のように簡単に書くことができない。
今回は、ノックの基準位置の印に使用。

b. ノック回し
自作のノック回しで、アルミパイプの中にノックの溝に入る板がある。
また、黄色の部分に120°ごとにラインが引いてあり、矢にそのラインの位置をコピーする。

使うペンと自作の治具

c. ラインを引く矢(ノック付)

d. ライン引用の治具
黒い部分で矢を支え、矢を自由に回転させることができる。
透明なアクリル板の間の部分が定規の役目をしてラインを引くことができる。

e. 水性ペン
極細のラインを引くことができる。 簡単に消えてしまうが、羽根用のラインとしては十分使用できる。


1. ノックの基準線を引く
矢をノック回しと共にライン引用の治具にセットする。
治具へセット

基準位置線

ノックのコック印に合わせて矢に基準線を引く。(どこでもよいが、すべての矢で同じ位置にする)

2. ラインを引く
ノック回しの120°の印を治具のライン位置の印に合わせて、1本ラインを引く。
次の120°の印まで回し、2本目のライン、3本目のラインを引いて完成。
治具にセットしたところ
ライン引き完了
これで、ライン引きは完了です。1本30秒といったところです。
治具はオフセット角0°、ライン長さ45mm、ノック溝からライン端まで25mmのACE専用です。


2. 名前を記入
名前は水性ペンで記入したあと、摩擦により消えてしまうのを防止するため、アクリルのオーバーコートを噴いておきます。


余計なところに塗料がつかないようにマスキングをして、スプレーした方が綺麗出来上がります。

2014年8月8日金曜日

矢を作る (シャフトカット編)

第323回 練習

点取りをしてると、時々グルーピングから外れる矢があることが気になっていました。

単なる偶然か、特定の矢が外れるのか、調べてみました。

8本の矢(12本あったのですが、10ケ月で4本破損)の矢番ごとの点数を取ってみました。

その結果、5本の矢は、平均が9点程度でしたが、3本は平均が7.5〜8点でした。

手持ちが8本なので、点取りの時に必ず外れ矢が1本含まれることになります。6本中に3本含まれると、36射-30mで10点程度悪くなります。

特に、3本の内2本は、明からなはずれの特徴があります。

No.101の矢: 矢の振動が目に見えるほど大きい (どこに当たるかは神のみぞ知る)
No.106の矢: 必ずグルーピングの右端にくる(8点から7点)
No.112の矢: 時に大きく外れる

と言うことで、点取り用の矢を5本追加することにしました。(ACE用の110grのポイントが5ケ手元にあったので5本です)

本数が半端なので、ACE670 C2のシャフトを購入し自作することにしました。(他の部品は手持ちの予備を使います)

と言うことでここから、表題のシャフトカットの話題に移ります。

シャフトのカットで重要なことは、
   ・長さの誤差(バラつき)がないこと
   ・切断面がシャフトに直角であること

ですが、5本のためにシャフトカターを買うのも無駄なので、手持ちの工具で対応することにしました。

使ったのは、工具箱に入っていたものと自作の治具です。

シャフトカットの道具
a. 2つの金属パイプ
a1:左端の上側のパイプは、ステンレス製で外形6mm、内径はACEのシャフト外形とほぼ同じに加工してあります。(シャフトにかぶせて、カットの位置を決め、カット面がシャフトに直角になるように使います)

a2:下側のパイプは、縦に切れ目が入ったやはり外形6mmのパイプで、ステンレス製のパイプの位置がずれないようにするものです。(材質は、銅合金で柔らかいもので、ばねの効果でシャフトをしっかり掴みます)

b. 細目刃の鋸
左から2番目の鋸は、鋸刃の目が細かく、バルサ材を切るための鋸で、シャフトのカーボン部を切るのに使います。

c. パイプカッター
右から2番目のパイプカッターは、小径のパイプ用で、アルミパイプを切るのに使います。

d. やすり
右端の平やすりは、金属用の目が細いもので、アルミの切断面をカーボンの断面に合わせるのに使用します。(パイプカッターの方が鋸よりわずかに刃が薄いので、微妙な段差ができます)

e. シャフト長コピー器
下の写真のシャフト長をコピーする自作治具で、カット位置を正確に決めるために使います。

1. シャフト長をコピーする
シャフト長を使用中のものと全く同じ長さに仕上げる必要があります、そこでシャフトの長さを正確コピーする治具を作ってみました。

矢長コピー治具
治具に完成矢を載せて、ノック部を固定しシャフト/ポイントの接続部が、0.1mmの金属の板の淵に収まるように中央の接続ねじで調整します。
ポイント部拡大
新しいシャフト(ノック付)に、a1,a2のパイプを入れ、ノック部を治具に固定し、a1(右側)のパイプの端が金属板の淵に接触するように調整し、a2(左側)のパイプでa1を固定します。
シャフトの切断位置
これで、a1のパイプは左側(ノック側)には移動しなくなり、a1の端面がカット面となります。


2. カーボン部の切断
bの細目の鋸で、a1の端面に沿って鋸を動かし、カーボン部分だけを切るようにシャフトを回しながら切っていきます。(写真では、鋸が横に向いていますが、切るときはもちろんシャフトに垂直です)

カーボン部の切断


3. アルミ部の切断
鋸でアルミ部も切れますが、刃がアルミにひっかかり断面が荒れるので、アルミ部はcのパイプカターを使用します。
アルミ部の切断

鋸で入れた切れ目にパイプカッターの刃を合わせ、パイプの方を回して切断します。(カッターを回すのが普通ですが、力を入れ過ぎるとカーボン部が剥離することがあります)

カッターの刃の出し方は、パイプを5回ほど回したら1/16回転ノブを絞めこむ程度の弱い力で行います。(ノブ半回転でアルミ部は完全に切断されます)

はじめからパイプカッターを使っても切断できますが、位置決めができないことがあります。(カーボンに切れ目がないとカターの刃が横滑りすることがあります)

4. 仕上げ
断面にa1,a2のパイプを取り付け、やすりでカーボンとアルミの段差をなくします。(a1のパイプをつけることにより、シャフトに直角にやすりを動かすことができます)

やすりで段差とりぱいぷ
シャフト内面の端を面取りし、完全にバリを除きます。
ナイフで内面の面取り
5. 内面の掃除
綿棒の片側にアルコールをつけ、シャフト内部に入れ4mmの鋼線で反対側に押し出します。

内部処理
鋼線は、20cmほどしかありませんが、綿棒・鋼線を入れてシャフトを上下に7-8回振ると、鋼線の重みで綿棒が下から出てきます。

これで、1本あたり5分程度でカット完了です。
次回は、線引き名前入れです。


蛇足:
模型飛行機のモータにダイヤモンドカターをつけてみました。
このカッターを使えば、カーボンとアルミを同時に綺麗に切断できます。

切断面もシャフトを回しながら切ればシャフトに直角に切れますが、切断位置を正確に決めるには、1,2の方法で、シャフトの切断位置に正確な切れ目を入れてからカッターを使う必要があります。

刃の軸方向に多少の遊びがあり、切れ目が入っていないと切断位置が動き、同じ長さのシャフトができません。(今後の研究課題です)


2014年7月31日木曜日

ノッキングポイントを考える

第319回 練習

ノッキングポイントは、矢を弦につがえる位置を示す印で、その高さは1/4"〜1/2”程度が一般的なようです。

高さの計り方には、色々な流儀があるようですが、私の場合、レストから弦に引いた垂線から下のノッキングポイトまでの距離を計っています。


去年、矢を変更した際、ベアシャフトチューニングでノッキングポイトの高さを5/16”にしました。(ベアが羽根付きの矢のやや下にくる高さ)

本来、ベアシャフトチューニングのあと、羽付きの矢のグルーピングを見てその集まりが一番小さくなる高さに微調整する必要がありますが、設定を変更しないままにしていました。

今回、新しい弦のサービングが切れたので、急遽古い弦を取り出して30mを試射すると、矢が6時の4-5点(的の下の方)に集まりました。

弦は全く同じ仕様であり、こんなことは初めてなので、両方のノッキングポイントの高さを計ったところ

新: 3/16”
旧: 5/16”

と、新しい弦も5/16”の高さにノッキングポイントを設定したつもりでしたが、実際は3/16”になっていました。(新しい弦に変更したとき、サイトの設定が上がっていたのですが、気にせず使っていました)

3/16”の高さの方がグルーピング(点数)が良いように思えたので、ノッキングポイントの高さを両者の中間の4/16”(1/4”)に変更しでデータをとってみました。

その結果(30m-36射 各2週間程度のデータ)、

ノッキングポイントの高さ 5/16”  最高点 327点 平均点 307点 最低点 281点  σ14点
ノッキングポイントの高さ 3/16”  最高点 330点 平均点 317点 最低点 297点  σ9点
ノッキングポイントの高さ 4/16”  最高点 334点 平均点 318点 最低点 302点  σ8点

ノッキングポイントの高さ5/16”から4/16”への変更で、30m-36射の平均点で11点、σ(標準偏差)が14点から8点と良くなっています。

これが誤差の範囲なのかノッキングポイントの高さの影響なのかはわかりませんが、点数がよくなっているので、しばらくこの設定で練習してみます。

今日は、月例の記録会で、30m-3射-12endを二回、相互看的で記録をとりました。
      
      第1回 333点
      第2回 334点

いずれも自己新です。
昨年の9月、10月に自己最高の332点がありましたが、久々の更新です。



2014年7月20日日曜日

スランプその後


第312回 練習

前回スランプから脱出ができるか? の疑問符を残し終わっていました。
あれから3週間、練習データを前回のグラフに追加プロットしてみました。


510回目以降が追加データですが、最新の10区間移動平均が320点、75区間移動平均が317点前後となっています。

10区間移動平均の大きな落ち込みもなく、75区間移動平均も上昇傾向が続き、一応スランップ脱出といたところです。

520回付近で、一時、10区間移動平均が落ち込んでいますがこれは、新しい弦のサービングが切れたので、古い弦を使用したところグルーピングが目に見えて悪くなったためです。

その原因と対策は、データをまとめてから報告します。

2014年6月27日金曜日

標準偏差を考える

昨日のグラフを再度見てみます。


グラフの内容は、昨日の説明を参照していただくとして、得点の75区間移動平均線(上の線)と標準偏差の75区間移動平均線(下の線)を比較してみると、スランプ期間(420回-510回)以外は、逆の動きをしています。

標準偏差の線が下がる(グルーピングの円の半径が小さくなる)と得点が上がるのは、一般的に言われている関係です。

それに対し、スランプ期間は、標準偏差の線が下りグルーピングがよくなっているにも関わらず、得点の線も降下して高得点が出なくなっています。

グルーピングがよくても点数が出ない理由は、グルーピングの中心が的のセンターからずれているためです。

普通は、サイトを合わせれば、高得点が期待できますが、スランプ時はサイトを合わせても、すぐにグルーピングの中心が的のセンターからずれて行きます。(私の場合ですが)


次のグラフが、グルーピングの中心が的のセンターからはずれ得点が伸びない例です。

棒グラフが実際の矢1本ごとの得点分布(合計296点)で、折れ線がσ=1.18から予想される(確率の)得点分布です。

σ=1.18は、グルーピングの中心が的のセンターなら305点程度は取れるはずですが、9点、7点が予想より少なく、8点、6点が多くなり得点が伸び悩んでいます。

ここから、私のスランプの特徴が見えてきます。
顔向け、アンカー、取かけが安定せず、行射ごとにグルーピングの中心が的のセンターからずれて行くためと考えられます。


次のグラフは、σが大きくても得点が高い例です。

σ=1.8から予想される(確率の)得点は266点程度ですが、実際の得点は297点と確率予想よりだいぶ高い得点となっています。

これは、Mが1本あるため、標準偏差σ(着矢のバラつき)が大きくなっているためです。

1本のMを8点に代えてみると、σ=1.11(確率予想310点)、 得点は305点になり標準的な分布となります。











2014年6月26日木曜日

移動平均を考える

第299回 練習

今日は、月末の木曜日で月例の記録会が開催されました。

いままでは、練習時間内で各人が得点記録(回数制限なし)を採り、最高得点を自己申告する形をとっていましたが、今回から試合形式で、2分3射、36射x2回の相互看的で記録をとりました。

2回の内、良い方を記録するのは、従来と同じで、今回326点、330点の内330点を今月の記録としました。

時間を計り、一斉に行射する形は、記録会といえども練習と違い、試合のような緊張感を持って練習ができました。

休憩時間に、得点の上下が、調子による波なのか上達(または、スランプ)による得点の変化なのかをどう判断すればよいかが話題となりました。

株価の値動きで、短期的傾向と長期的傾向を見るための手法として移動平均線を用いる手法があります。

移動平均線は、ある日から遡ったある期間の終値の平均値を連続して計算し、日々の株価の傾向を見るものです。

10日移動平均線であれば10日分(6/10〜6/1)の終値を合計して10で割り、その日(6/10)の移動平均とします。 次の日(6/11)は10日分(6/11〜6/2)終値を合計して10で割り、その日(6/11)の移動平均とします。

これをアーチェリーの得点に当てはめて、10区間の移動平均線と75区間の移動平均線を510回の30m-36射の記録に適用してみました。



上側の青い点が、30m-36射-80cm的の個別得点データで、左軸に対応するものです。
X軸は、第1回の記録から510回までの時系列順です。

下側の赤い×は、各回に対応する36行射の標準偏差σで、右軸に対応します。

上の得点データの10区間移動平均が紺色の線で、75区間移動平均が茶色の線で表示されています。

10区間移動平均線は、鋸の刃のようにギザギザですが、75区間移動平均線はなだらかな変化を示す曲線となっています。

10区間移動平均線は、 短期的な得点の変動でその時々の調子の良し悪しを表します。
一方、75区間移動平均線は長期期間の変動で技量の変動を表すことになります。

75区間移動平均線が高ければ、得点能力が高く、低ければ得点能力が低いことを示しています。

75区間移動平均線より10区間移動平均線の方が上にあれば、75区間移動平均線が上昇し続け、得点能力がアップしていることになり、上達期と言えます。(170回から300回の間)

また、75区間移動平均線を挟んで10区間移動平均線が変動し、10区間移動平均線の変動が小さければ、得点能力が安定していることになり、安定期と言えます。(300回から420回の間)

10区間移動平均線が落ち込み、それを追うように75区間移動平均線が落ち込めば、スランプの到来です。(420回から450回)

450回から500回の間では、10区間移動平均は回復を見せますが、75区間移動平均の落ち込みが続き、また、10区間移動平均が下降し、スランプの脱出に失敗です。

さて、今回の10区間移動平均の回復は、スランプの脱出に結びつくか?。(500回から510回)

標準偏差σの変動は得点の変動と概略逆の動きを示しますが、微妙に違いがあります、その違いの検討は、次の機会に考えてみます。





練習再開

第297回 練習

10日ほど練習を休んでいました。
弓が引けるかと心配していましたが、引くのは問題なし。

練習後、肩が少し痛いのですが、これは練習を休んでいたためか、フォームに無理があるのか不明です。

成績の方は、はじめは調子が良かったのですが、しばらくすると矢が左に逸れ出しました。理由も分からず復帰初めての練習を終わりました。

引手の指示指が矢に当たり痛くなるし、引尺は短くなるはで、せっかく、10日前は調子が良かったのに、また、一からやり直しです。



第298回 練習

復帰2日目。
はじめは、昨日よりちょっと調子よく、30m-36射 306点、312点と時々6点、7点と矢がばらけていましたが、後半は、329点(7点-0本)、322点(7点-2本)と調子が戻ってきました。

後半は、押手は押すなを思い出して押さないことに注意して撃ってみましたが、クリッカーを落とすのが苦しくなるとどうしても押手を使ってしまします。

やはり、押手に少しでも力を入れると矢のバラケが大きくなります。

これで、一応お休み前に復帰できた感じです。

2014年6月21日土曜日

引手の異変

ここ一週間アーチェリーの練習をお休みしています。

10日ほど前、引手の薬指の第二関節に違和感があり、指の使い過ぎで、筋でも痛めたのかと湿布を貼って2日ほど練習をしていました。

3日目には違和感もなくなったので、湿布をやめ、先週の土曜日には練習をしましたが、練習後、関節の痛みとは違う指全体の痛みを感じていました。

その後、薬指と手の甲が腫れてきて、ジンジンとした痛みもでてきましたので、病院で抗生剤と痛みどめを処方され、安静にするようにとの指示もあり、極力指を使わないようにしていました。

明日は、日野の市民大会ですが、とても弓を引ける状態ではないのでキャンセルとなります。
やっとタイプが打てるようになったぐらいですから、とても弓は引けそうもありません。

2014年6月14日土曜日

押手は押すな

第296回 練習

久々に気持ちの良い練習ができました。

25m 40cm的 (擬似50m)     282点(36射)
30m 80cm的             327点(36射)

600点越え(擬似ですが)です。

帰れまTen(実際にはGold(9点以上)でOk)で、3射連続Goldで練習を終わるようにしているのですが、今日は1回であっさりクリアーしました。

今日の最大の成果は、押手の肩の安定がグルーピングに如何に影響するかを実感したことです。まさに、パクキョンライ氏の言を実感したことになります。

パクキョンライ氏(韓国でオリンピック金メダリストを育ててきた人)によれば
   シューティングの上で一番大事なことは、押して側の肩甲骨を安定させること。
とのことです。

協会の指導員の方によれば、「弓に力を掛けない状態で、取掛けとグリップを決め、あとは素直に押手を引上げて撃つ」だそうです。

また、押手を押すのは厳禁だとも言われていました。(矢が左右にぶれます)

今日は、押手の肩を落とすつもりで、色々試してみましたが、ことごとく失敗の巻きでした。結局、「素直に押手を引上げて撃つ」が、一番引き尺が長いことが分かりました。

また、クリッカーが切れない時、押手を的に押し込んでみましたが、これも失敗。8点、7点が出てしまいます。

押手の手首を下に向ける程度のピボットをちょっと押し、グリップに隙間を作るは、うまく行く時がありますが、ちょっとでも腕に力が入ると、過ぎたるは及ばざる如しで、失敗します。

押手は押すなが一番よい成績となりました。
クリッカーが切れない時は、クリッカーをほんの少し(0.5mmぐらい)前に出せば楽に切れるし、こちらの方が矢のブレがありません。

クリッカーが切れないのは、はじめの「弓に力を掛けない状態で、取掛けとグリップ」の出来の悪さに理由があるようです。

切れないときは、引き戻してはじめからやり直すが肝要です。

アーチェリーは、楽に、無理をせず、力は最小限で撃つ が極意ですかね。 




2014年6月10日火曜日

押手、初心に戻る

第294回 練習

押手がリリース後に落ちて、矢が下に行ってしまうため色々試しているうちに、悪い癖がついて押手の肩が上がり、引き尺が短くなっていました。

その悪い癖とは、
1) 押手の肩を入れる ---> 肩が矢に近づく---> 肩が上がる -->引き尺が短くなる
2) 押手を突っ張る--->肩が上がる-->引き尺が短くなる
3) 押手を押しクリッカーを落とす--->弓がぶれる ---->矢の方向が安定しない

今日は、押手の肩が自然な位置になるように、意識して次のことを試してみました。

1) 弓を床につけた状態で、取かけを決める
2) 弓を床につけた状態で、グリップのピボットを軽く押し、軽いプレロードを掛ける
3) そのまま、弓を引き起こし、ピボットのみで弓を支える
4) 矢先を的に合わせ、弦サイトを合わせる
5) サイトを的に合わせながら、アンカーまで引き込む(一切、肩は動かさない
6) 押手は、引く力を支えるだけ(押すなと意識する)(ここでクリッカーが落ちた

クリッカーを1cmほど下げてから

7) 引手の肘を矢筋に入れる
8) 引手と共に顔を後ろに引く(注)(クリッカーが落ちる)

3)のところで、押手にためを作り押す意識を全く消すことも試してみました。
これは、さらに肩を落とす効果があります。
韓国の女子選手の映像を見ると、ためを作っている選手が多いようです。

素直に押手を引き上げるだけで、肩は自然な位置に落ち着ているようなので、押手にためを作る必要はないようです。

9) クリッカーが落ちたのち、おもむろにリリースする(引手を引き抜く意識)

この内容は、アーチェリーを始めたとき、指導されてたことと同じような気がします。まさに、初心に戻るです。


(注)
引手をアンカー位置から引く(肩を外旋させる)と、弦が鼻、あごに食い込み、最悪、引手が弦と共にあごの下に入り込み、指示指が矢に強く当たり、矢とびが変化します。

それを回避するため、顔を後ろに軽く引けば、不要な力を矢にかけずに簡単にクリッカーを落とすことができます。

第295回 練習
前回の改造フォームを確認するため、動画にしてみました。
まだ、押手の肩が少し高いようです。

顔を動かさずにクリッカーは落ちていますが、肩から上が全体に硬い。 首が肩の中に入っていて苦しそうです。(実際は苦しくはありませんが)








2014年6月8日日曜日

日野市民大会

今日は、日野市民大会の予定でしたが、雨模様のため22日に順延となりました。

5/31〜6/2まで、清里で合宿を行い調子を整えてきましたが、生憎の雨となりました。

日野の大会は、微雨決行とされていましたが、今日の雨は微雨ではなかったようです。

試合を前に、都民大会の反省からタブを新調して双子タブの体勢としました。
古いタブもコードバンを交換して気分一新で臨みましたが、順延とは残念です。(雨の中で撃ちたいわけではありませんが・・・)

双子タブ
左側が新しいタブで、右側が古いタブのコードバンを新調したもの。
このタブの交換で、30mのサイトが4mmほど上がりました。タブを代えたことでフォームも変わってしまったようです。(どこが、と言われましても分かりませんが・・・)